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写真をパクって旅行ガイド。RETRIPとキュレーターのモラルなきビジネス

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時々Googleで自分のサイトのことを検索してみることがある。エゴサーチではなく、純粋に興味があるからだ。特に気になるのは画像の方である。

 

「なぜGoogleで表示される1枚目の画像がこの写真なんだろう?」などと考えながらGoogleの検索結果を眺めるのが面白い。たまにスマホとタブレットで微妙に異なることも不思議である。

 

また、「Traveler Hide」と「traveler-hide」、「traveler_hide」で検索すると結果が全く違くものになるのも面白い。

 

RETRIPで写真が無断で使用されていることを発見

自分がいろいろなサイトにアップした写真がGoogleの検索でどのように表示されているかを見ていたところ、かなり前にブログで使用した写真に「2日前」と表示されていることに気付いた。

 

これはGoogleが2日前に認識したことを示している。旅行口コミサイトやFlickrなどの写真の保存・共有サイトに投稿した写真なら、このようなことは起こりうる。しかし、2日前と表示されているその写真は、このブログのみで使用しているのでおかしいなと思った。

その写真をクリックしてみると「retrip.jp」の写真であることが分かった。私はその時、てっきり自分の写真によく似たRETRIPの写真だと思ってしまった。

 

「それにしてもそっくりな写真だな」と思い、その写真が掲載されているページを表示すると、私の写真であった。これにはびっくりである。写真の下に「出典:www.traveler-hide.com」と小さく、分かりにくいグレーの文字で書かれていたが、まるでRETRIPが所有する写真のようであった。

 

写真がパクられたも同然だった。

 

写真をクリックしてみるとretrip.jpの文字が…

RETRIPのキュレーターが盗用した写真 

 

RETRIPは写真をパクる

RETRIPが写真をパクることについては認識していた。だいぶ前に「鈴木です。別館」の下記の記事を読んだことがあるからだ。

 

suzukidesu23.hateblo.jp

 

suzukidesu23.hateblo.jp

 

鈴木こあら氏はかなりお怒りであるが、当時はブログを作ったばかりで、鈴木こあら氏のブログのような高い評価のブログでもないだろうということで、ほとんど他人事であった。

 

しかし、自分の写真がパクられたのを機にいろいろと調べてみたが、鈴木こあら氏は様々な被害をこうむっているようで、上記の記事以外にもパクりサイトに関する記事を多数書いている。

 

また彼以外にもRETRIPに写真をパクられた記事があることが分かった。そして、それらの記事を読んでみると、いろいろとひどい状況であることが認識できたのである。

 

RETRIPの対応

写真がパクられたことを見つけたのは夜中の12時頃であったが、すぐにクレームのメールを送った。

 

無断で使用された写真が掲載されていたRETRIPのウェブサイト

無断で使用された写真が掲載されていたRETRIPのウェブサイト

 

するとどうだろう。RETRIPから返信のメールがすぐにきた。そして、クレームのメールを送ってから1時間とちょっと経った頃、私の写真は削除されていた。

 

RETRIPの対応があまりにも早くて驚いてしまった。おそらく写真の削除は手動で行っているものと思うが、RETRIPのフタッフはクレーム対応のために夜中まで働いているの?と唖然としたものだ。

 

 メールでクレームした後のRETRIPのウェブサイト

メールでクレームした後のRETRIPのウェブサイト

 

パクりキュレーターが使用する写真

私の写真をパクったキュレーターが、他にどのような写真を使用しているのかあらためて調べてみたが、Flickrが最も多く、他に一般のブログからはもちろんのこと、公的な観光局のようなサイトからも使用されているようだった。

 

Flickrの写真は問題なかった。写真の使用を許可している外国人だったから。観光局とおぼしきサイトの写真などは問題ないのだろうか?

 

いや、もっと問題なのはキュレーター自身が撮影したと思われる写真が全くないことである。おそらく、実際に行ったこともない場所の旅行ガイドを書いているのであろう。その可能性は非常に高い。

 

つまり、キュレーターは脳内で旅行をして、写真をパクって記事を書いているのである。おそらく記事の方もガイドブックや他のサイトを参考に書いたのだろう。全てパクリだということだ。

 

笑わせてくれるのは、記事中に書かれた一文である。

 

一言ことわって写真を撮らせてもらいましょう。

 

この記事はヴェネツィアのカーニバルに関するもので、コスプレをした人の写真を撮る場合の注意を書いているのだが、これには笑ってしまった。まるで泥棒が「人の物を盗むことは悪いことです。やってはいけません」などと諭しているようだ。

 

笑わせてくれる一文

笑わせてくれる一文

 

RETRIPだけではなかったパクりサイト

自分の写真がパクられているかどうかは、次のような方法で確認することができる。例えば、RETRIPでパクられてないかを調べる場合は

site:retrip.jp www.traveler-hide.com

となる。

 

Googleの画像検索で「site:」の次にRETRIPのウェブアドレスを入力する。半角開けて自分のサイトを入力し、検索をかければ表示される。しかし、この場合、特定のサイト(この場合RETRIP)でパクられた写真しか表示されない。

 

もう1つの調べ方は「出典:」の後に自分のサイトアドレスを入力して検索する方法である。このブログの場合は

出典:www.traveler-hide.com

で検索する。

 

この方法で検索してみると、でてくるでてくる。RETRIP以外にも4つのキュレーションサイトで写真をパクられていた。ただし、1つのサイトは微妙である。

 

私は、写真ACというフリー素材の写真を提供するサイトの写真を使わせてもらことが多いが、このサイトの写真を「出典:www.traveler-hide.com」としているのである。

 

パクりキュレーターは、フリー素材の写真までパクるのかとびっくりである。せめてフリー素材を提供しているサイトで、使用したい写真を探す手間くらいかけたらどうなのかと呆れてしまう。

 

www.photo-ac.com

 

キュレーションという組織的なパクりサイトも問題だが、「世の中にはすごいやつがいる!」となかば感心してしまうこともある。

 

下のウェブサイトは、フォトグラファーの中原一雄氏が運営するものであるが、自称「写真家」に写真をパクられ、多少修整を加えられたうえ、写真集まで出版されてしまったというものである。

 

写真をパクられた身としては中原氏にものすごく同情してしまう。

 

photo-studio9.com

 

パクりサイトへの対応

写真をパクられたのを機に、どのような対応をすべきか考えたが、写真に透かし文字を入れることにした。

 

実際のところ、透かし文字を入れることにどれほどの効果があるかは疑問である。写真にサイト名などの文字が入れられた写真を堂々と使用するパクりキュレーターもいるからである。

 

しかし、透かし文字を入れることにより、多少はパクりをけん制できるのではないかと思ったわけである。幸い、あまり使ってなかったLightroom 6に透かしを入れる機能があるので、この機能を利用することにした。

 

パクりサイトのモラル

鈴木こあら氏の記事等にも書かれているが、RETRIPなどのパクりサイトでは、問題が起こった場合、責任はキュレーターにあるというスタンスである。

 

しかし、振り込め詐欺(今は「振り込み詐欺」ではなく「振り込め詐欺」というんだね)という組織犯罪の当てはめると、キュレーターというのは振り込まれた現金を引き出す「出し子」のような役割なのではないだろうか。

 

当然、もっと悪いやつはいるのである。そう、キュレーターにパクらせるやつだ。

 

しかし、パクるのがビジネスになってしまうとは異常である。パクるのが企業というのがどうにも、という感じだ。どうにかしないと、ただでさえ崩壊しやすいネットのモラルはますます崩壊して行くのではないだろうか。

 

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