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タイのゲテモノ料理に挑戦。そのお味は?

タイ東北部の鍋料理

タイの東北部はイサーンとよばれる地方だ。そのイサーン出身の知り合いに、何度かイサーン料理店に連れて行かれた。イサーン料理は辛いものが多い。自分が作った料理の辛さで翌日下痢をしてしまうイサーン人もいるくらいだ。

 

なぜそれを知ったかというと、タイ人大勢と海に行った時、女性陣が浜辺でソムタム(タイの辛いサラダ)を作り、それをみんなで食べたのだ。翌日私は下痢をしてしまった。正確には「翌日」ではなく、その日の夜だ。そのことを話したら、作った本人も下痢になったことを話してくれた。

 

さて、イサーン料理屋である。知人がイサーン料理屋に連れて行こうとした時は「辛い料理を食べさせたい気だな」と思っていた。「辛いもの、大丈夫だからね」と心に秘め、自信を持ってついて行った。

 

しかし、知人が変なものを注文していたのだ…。

 

パーク・ペット(アヒルのくちばし)はお煎餅の味だった

知人2名とイサーン料理屋に到着。注文は知人に任せるつもりだったので、私はメニューを見なかった。

 

そして注文した料理が次々と運ばれてきた。しかし運ばれてきた料理の中に、先のとがった変な物体があった。

 

何の料理か分からなかったが、反射的に「わあ?、きちゃったよ…」と思わざるを得なかった。ゲテモノ料理の類であることは間違いないと感じたのだ。2人に尋ねてみると「パーク・ペット(アヒルのくちばし)を焼いたもの」とのことだった。

 

「アヒルのくちばし?」そんなもん、食うのかよ!

 

タイのゲテモノ料理に関しては、虫料理については認識していた。屋台でも見かける。まさかアヒルのくちばしとは思いも寄らなかった。

 

2人は「食べてみろ」とすすめてきた。最初は断ったが虫料理なんかよりははるかにましだと思ったので、私はトライしてみた。私は恐怖心を押さえながらアヒルのくちばしを口に入れ、噛んだ。もしかしたら、それを噛んだ時は目を閉じていたかもしれない。

 

意外なことにアヒルのくちばしは、まるでお煎餅のようだった。味としては悪くない。そこそこいける。しかし、どうしてもアヒルのくちばしが頭に浮かんでしまい、ちょっと気持ち悪かった。

 

アヒルのくちばしを使った料理

タイ東北部のイサーン地方の料理でアヒルのくちばし(パーク・ペット)を使った料理

 

まさか虫料理を食べる羽目になるとは思ってなかった…

パーク・ペット同様イサーン料理屋でのこと。今度は合計6~7名の団体だ。ウエイターが持ってきたメニューを広げると、いきなりカエルの写真だ…。「ここはゲテモノ料理専門店?」という不安が脳裏をかすめた。

 

気を取り直してメニューを見てみると、普通の美味しそうな料理の写真もあったので一安心。ところが知人の一人が、芋虫を炒めたような料理の写真を指して「私、これ大好き!」なんてことを言いだした。

 

私は防御体勢に入った。「こういう料理はダメ!オレ食べられないから!」しかし彼女は食べる気満々の様子だ。

 

結局、彼女に押し切られ、虫料理を一皿注文することになってしまった。食べられないと宣言はしたものの、それで済むはずがなかった。 案の定「食べてみろ」とすすめられ、食べる羽目になった。

 

虫料理が載った皿を「さあ、取って」という感じでこちらに差し出してきた。しょうがないので虫を吟味して、ちゃんと炒められて茶色になっている虫を選んだ。

 

しばらく手にした虫を見つめ、精神を整え、気合が入ったところで一気に口に入れた。空手家がレンガを割る時のように。

 

ポリポリ。塩味が効いている。意外だ。虫と知らなければ素直に美味しいと思う味だ。でも虫だと思うとこれで勘弁という気になってしまう。

 

虫の幼虫を炒めた料理 

タイ東北部のイサーン地方の料理で芋虫のようなものを揚げた虫料理

 

今度はちょっと白い部分がある虫を食べてみろと言われ…

1つ食べ終わると知人がもう1つすすめてきた。

 

「これも食べてみて」

 

食べる虫が指定されている。なんか炒め方が十分でないのか、白っぽい部分がある虫だ。こんな虫が混ざってたので、最初に食べる虫を選ぶ時に慎重になったのに。

 

「ちょっと、これはやばいよ」

 

しかし、またもや知人の強いすすめで食べる羽目になった。2度目なので最初ほどの抵抗感はなかったが、白っぽい部分を見ると口に入れるのを躊躇してしまう。周りの知人たちは好奇心一杯の眼で見ていた。この心理は分かる。納豆などの未知の食べ物を前に、困った顔をする外国人を見るのは楽しいものだ。

 

食べたくはない。食べたくはなかったが、ここで食べないのもサービス精神に欠けると思い、ついに決心して口に入れた。カリカリとしていたが、やはりぷにゅーとする部分があった。きっと白っぽい部分だったに違いない。おそらく、その部分を噛んだ時は苦悶の表情だったろう。

 

このタイプの虫はカリカリしていないと厳しい。そう感じた虫料理であった。

 

虫料理といっても、この手のものでまだ良かった。イナゴの佃煮くらいなら日本でもときどき見かけるし、虫料理でもイナゴ程度の大きさの虫なら見るのは問題ない。食べることはできないが。

 

しかし、屋台で見かけるタガメのように大きな虫は、さすがに無理だ。あれほど大きな虫は、サービス精神という単純な動機だけでは食べられそうにもない。

 

虫の幼虫を炒めた料理。白い部分あり

タイ東北部のイサーン地方の料理で芋虫のようなものを揚げた虫料理を間近で撮った写真